まつり縫いの解説


@まつり縫い
まつり縫いは基本中の基本のまつり縫いです。
まず、折り返したほうの布に玉止めを掛け、表地を1ミリ以下ですくいます(写真1)。
その後すくった先の方に出した針で折り曲げたほうの布の間に3〜5ミリ通します(写真2)。
針を出したら糸を引き抜き、同じことを繰り返します。
最後はまた折り曲げたほうの布の裏で玉止めして終わってくださいね。
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A斜めまつり
始まりはまつり縫いと一緒です。
折り曲げたほうの布の裏から針を出してはじめます。
まず針を通したところから5ミリほど先の表地を1ミリ以下ですくいます(写真1)。
そのご折り曲げたほうの布を5ミリ先で間からさします。
繰り返していくと写真3のような仕上がりになるはず。
きれいなカタカナの「ハ」の字になっていれば完璧。
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B縦まつり
縦まつりはポピュラーかつ便利なまつり縫いです。
写真はそのまま続けていますけれども、今までとは違って、縫い目の上に折り曲げた布をかぶせたときなどに良く使います。
まず、本体の方に3〜5ミリほど針を通します。
このとき、表に針目が出ないように、縫い目の際を拾うようにしましょう。
折り返したほうの布はほんの少しだけすくって、針を出し切り糸も引いてしまいます。
その後その真下に針を通して、繰り返します。
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C千鳥掛け
ほとんどのまつり縫いは右側から縫い始めるのですが、千鳥掛けだけは左から始まります。
まず、斜めまつりのように少し内側のところに針を出します。
表地を5ミリほど先で1ミリ以下ですくい、今度は折り曲げたほうの布も五ミリほど先で1ミリ以下ですくいます。
針は常に右から刺し通されるので、糸は交差したようにまつられていきます。
目立たないように縫いしろを止めたりするときに良く使います。
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